会員交流委員会 観劇会

会員交流委員会
観劇会  3月5日(土)
新派公演『遊女夕霧』『寺田屋お登勢』に参加して

3月5日、国立劇場において、久しぶりに「新派公演の観劇会」が催され、参加者は30名でした。歌舞伎の花形-中村獅童・市川月乃助を迎えて、日本人の心を情感豊かに描く「新派」の国立劇場での15年ぶりの上演でした。

そもそも「新派」は、1888(明冶21)年に誕生し、人間の哀歓を情緒豊かに描き、日本人の美しい心を謳い上げる演劇。国立劇場での公演は15年ぶりであり、今回の2作品は、新派のリーダーであった名優のために書き下ろされたもの。『遊女夕霧』(川口松太郎作)は、大正・昭和前期の新派を代表する名優(名女方)花柳章太郎(1894-1965)の代表作『花柳十種』のうちの一つで,主人公「夕霧」は、花柳から初代水谷八重子(1905-79)を経て波乃久里子に継承された。

気立てがよくて情けの深い吉原の遊女「夕霧」(波乃久里子)が、自分のために罪を犯した馴染み客の「与乃助」(市川月乃助)を助けようと奔走する。その健気な姿と遊女の悲哀が切なく描かれており涙を誘われました。

『寺田屋お登勢』(榎本滋民作)は、花柳章太郎とともに新派を支える大黒柱として活躍し、花柳歿後の新派を牽引して新派の伝統である女方芸を継承した名女優・初代水谷八重子の代表作『八重子十種』のうちの一つで、主人公「お登勢」(実在した人物)は初代水谷八重子から当代水谷八重子に継承された。

幕末の動乱期を舞台に、伏見の船宿「寺田屋」の女将「お登勢」(当代水谷八重子)が元・土佐藩士の「坂本龍馬」(中村獅童)に対して抱く心の動きが、きめ細かく描かれています。実質的に寺田屋を切り盛りする美しくも気丈な女将・お登勢は、自由奔放でありながらしっかりと日本の将来の方向性を明確に語る龍馬の魅力に次第に心が惹かれ、恋心を抱くようになるが、寺田屋事件で生き延びた龍馬も京都で暗殺されたことを知り驚愕し、悲嘆の中で、虚脱した声でおもむろに「よさこい節」を口ずさむ。龍馬は本当に手の届かないところに行ってしまった。やはり自分は舫い放しの三十石船、水の流れを見て暮らす川端柳……。お登勢は恋しい男を思って号泣する。名演技に感涙しました。

最後に、たいへん良い席や幕間の食事の手配などをしていただきました事務室の方たちに心より感謝いたします。次回もぜひ、参加したいと思います。

(常任監事 小林 公司)

3.観劇会

製造部会 第24回活動報告

製造部会  第24回活動報告  2月25日(木)
ワーカーズ倶楽部神田

「朝活会」開催
演題「現代企業はどう変革すべきか -ダイナミック・ケイパビリティとは-」

講師 千歳
日立製作所 情報・通信システム社

南甲倶楽部製造部会の仲間から、「博士」が出ました!
南甲倶楽部がその設立に深くかかわった中央大学ビジネススクールからの卒業生です。

彼の初講義はぜひ南甲倶楽部向けに開催させたいという思いと、製造部会として何か新しいことに取り組んでみようとの考えから、今回の企画「朝活会」を2月25日、ワーカーズ倶楽部神田にて開催しました。

新たな試みは、次の通りです。

南甲倶楽部会員の多くは、「現役の経済人」が中心であり、夕方早い時間の行事には参加しづらいのではないか。むしろ始業前のほうが時間の融通が利くのではという思惑から、

①朝7時15分から開催

②途中退室可

③通勤に便利な都心 (今回は神田駅そば)開催

④参加者による質疑応答時間の充実

以上を前提としました。

講義内容については、若手経営者が増えてきたことを踏まえ、千歳講師の博士論文でのテーマである企業経営戦略を採り上げました。

企画時点では、5~6名でのひそやかな開催を目論んでいましたが、当日は20名余の方々に参加いただき、予想以上に注目された企画であったと感じています。

演題は、「現代企業はどう変革すべきか-ダイナミック・ケイパビリティとは-」です。

講師である千歳博士が博士号取得に至った経緯や母校への思い、ビジネススクールで学ぶ意義等々講義のイントロダクションだけでも興味がつきないものでしたが、講義内容も世界の潮流や日本での出来事を時系列に、また企業戦略の変遷を実際の企業の事例とともに平易に説明していただきました。

また、講義後の質疑においても、我々受講者側が思いつくレベルの質問については学究されており、系統的に「学ぶ」ということの価値を肌身で感じられる貴重な機会となりました。

参加された方々とともに、今回の講師を務められた千歳学氏に、改めて感謝申しあげます。

余談ですが、有能な人材は世界に羽撃くようです。千歳氏は、春より勤務地が上海になるとの由。南甲倶楽部の一員として、彼のますますの活躍を祈念してやみません。

(製造部会 清田 英之)

■講師紹介
千歳 学(ちとせ まなぶ)
株式会社日立製作所情報・通信システム社

平成10年 中央大学経済学部経済学科卒
日立製作所入社
平成20年 同大学院戦略経営研究科戦略経営専攻入学
平成21年 南甲倶楽部入会
平成22年 同 修了(経営修士MBA)
同大学院戦略経営研究科ビジネス科学専攻入学
平成26年 南甲倶楽部製造部会委嘱
平成27年 同 修了(博士DBA)

1.朝活会2.朝活会

新年賀詞交歓会

新年賀詞交歓会   1月26日(火)銀行倶楽部
216名の同窓が集い
母校の発展と相互研鑽を願い親睦を深めた

丸の内の銀行倶楽部にて大学関係者や学員会の方々をお招きして新年恒例の賀詞交歓会が開催された。寒さがもっとも厳しかった1月26日。来賓40名を含め総勢216名が出席して新年を祝った。

今回の司会進行は、坂間明彦事務局長補佐が務めた。会は、校歌斉唱から始まり、足立直樹会長の挨拶へと続いた。

足立直樹会長

足立直樹会長

「今年は、オリンピックイヤー。2020年の東京大会に向けて若い力が発揮される年であると期待しています。我々実業界においても持続的発展に向けて新たにキックオフする年だと思います。

昨年末で83名が南甲倶楽部へ入会。同窓の絆によって年齢や職業の違いにかかわらずネットワークを築いています。当倶楽部には、多くの行事や各委員会が企画する活動があります。会の目的である親睦・研鑽を深める機会が多く実施されています。本年も活動に積極的に参加いただき、魅力ある社会にするために貢献いただけたらありがたいです」

また、昨年策定された中央大学中長期事業計画「Chuo Vision 2025」については、足立会長はじめ深澤武久中央大学理事長と酒井正三郎総長・学長から報告があった。その内容は、10年後の創立140周年に向けて①複数の新学部創設②文系学部の一部を都心キャンパスへ移転 ③グローバル化の推進などである。

さらに、深澤理事長からは「南甲倶楽部および役員の方々のご協力を得て、クロスカントリーコースが完成しました。来年は優れた成績を残せるよう期待しています」と述べられた。

中央大学の深澤武久理事長

中央大学の深澤武久理事長

酒井総長・学長は「働くこと入門講座は、履修生が700名を超えました。そのため教室を大ホールのクレセントホールに変更するなど中央大学きっての人気講座になっています」との感謝の言葉が述べられた。

中央大学の酒井正三郎総長・学長

中央大学の酒井正三郎総長・学長

続いて、申年生まれの方102名を代表して、本日ご出席の池上公一氏が、足立会長から記念品を贈呈された。

申年生まれの方々

申年生まれの方々

申年を代表して記念品を贈呈された池上公一氏

申年を代表して記念品を贈呈された池上公一氏

 

 

その後、関口隆幹副会長が「嬉しいことが2つあります。中央大学ロースクールで司法試験合格者数が他大学を抑えてトップだったこと。もう1つは関東大学バレーボールで中央大学が連勝したことです」と語って元気よく乾杯の発声を行った。

その後、参加者は和気藹々と歓談したり、名刺交換をしたりと同窓ならではのリラックスした時を過ごしていた。

11.IMG_7193 15.IMG_7132 12.G_7119

宴も終盤に差しかかった頃、早河洋副会長が「18歳人口が減少するなか、大学の広告を打つより、全国の高等学校から優秀なランナーを集めて箱根駅伝でCマークを付けて走ってもらう。それが中央大学のイメージアップにつながります。司法試験で常に上位になる面は申し分ありませんが、武の方にも力を入れていただきたい。来る東京オリンピックに向けて良い人材を確保し、優勝してもらうことを夢見ています」と中締めの挨拶。会場から大きな拍手を浴びた。

中締めの挨拶は早河洋副会長

中締めの挨拶は早河洋副会長

 

最後は、野本晃也氏が会場に朗々と響き渡る木遣りを入れた三本締めの音頭。平成28年の宴は盛会のうちに幕を閉じた。

木遣りを唄う野本晃也氏

木遣りを唄う野本晃也氏

企業交流委員会: 生活産業部会 第22回

企業交流委員会

生活産業部会 第22回 10月22日(木)
「花王東京工場(すみだ事業場)」見学会

花王の東京工場(すみだ事業場)の見学会を実施し、28名の会員の方々に参加いただきました。

見学会の冒頭に髙村義明専務理事にご挨拶をいただき、花王さんより企業概要・研究開発・販売・品質保証・環境への取り組み・社会貢献の取り組みなどの詳細なプレゼンテーションを受け、花王ミュージアム・ヘアケア研究所・化粧品工場の見学をしました。

ミュージアムでは、奈良時代から現代までの生活や洗浄の歴史をビジュアルで理解でき、1887年創業以来の製品や広告を見学し、懐かしさにも浸ることができました。

また、各所にある体験コーナーでは「美」の体験もさせていただきました。この見学会では花王がエクセレントカンパニーたる所以、すなわち、顧客-販売-製造-研究開発の各部門が縦割りではなく、全社一丸となって活動されている点、さらに「自然と調和する こころ豊かな毎日をめざして」のキャッチフレーズを目の当たりにすることができました。各家庭に必ずある花王製品の品質の高さを再認識し、参加者はたいへん有意義な、満足のいく見学会となりました。

見学会の後は、懇親会会場となる亀戸の老舗割烹「亀戸升本 本店」(明治38年創業)へ。懇親会では清川企業交流委員長の乾杯のご発声後、名物の亀戸大根に舌鼓を打ち、鷲見條司常任理事の箱根駅伝の展望で盛り上がり、盛況のうちに終了いたしました。

今後も生活に直結した企画を開催していきたいと考えております。最後に、ご協力をいただきました皆さまありがとうございました。

(生活産業部会 大手 健次)

生活産業 1生活産業 2

企業交流委員会: 製造部会第23回

製造部会 第23回 11月27日(金)
「清水建設東京木工場」見学会

木場駅から程近く、江戸時代には深川と呼ばれた界隈にある清水建設東京木工場へ見学に行ってきました。

浜っ子であり横浜ベイスターズファンである私にとっての清水建設といえば、横浜スタジアムを建てた会社。関東大震災では避難場所に建てられたスタジアムは、美しくも頼もしい外観を誇る横浜のランドマークとして市民に愛され続けています。

生活に密着した企業である一

方で「シミズ・ドリーム」として

、月面での太陽光発電を提案する日本を代表するゼネコンでもあります。先端技術を追求する企業が守り続ける「伝統技術」、その一端を垣間見られることに心が躍りました。

木工技術の要は手仕事。コンピュータには取り込むことができません。世代を貫いて技術を伝承させなければなりません。職人が伝えるには、受け継ぐ若手が必要です。

東京木工場130年の栄えある歴史を承け伝う若人を育成する手法の秘訣は、やりがいであったり、先輩から後輩への指導であったりしますが、一番の秘訣は、親父(失礼、工場長)の厳しくも溢れる愛情だな、とつくづく感じました。世界に誇る日本のモノづくりの原点が息づく職場でした。

東京木工場では、これまで手がけた木工品や建築物の設計図がすべて残されており、復元や修理の依頼に応えられるように備えていました。もっとも、造ろうにももはや手に入らない材木のほうが多いようですが。

材木の確保という話題では、平成25年に行われた伊勢神宮式年遷宮は記憶に新しいところですが、次の遷宮では桧が手に入らないかもしれないとのことでした。月太陽光発電も環境問題への対応なら、材木の確保も環境問題と切り離せません。これからの企業の在り様についていろいろと考えさせてくれる見学会でした。

見学会報告のはずが、見たことよりも感じたことを書き連ねてしまいました。「見たこと」を少し報告しておきましょう。

私は今回の企画のため、製造部会委員で打ち合わせを兼ねて下見に行きました。そして、当日は私たちの見学に対応するために、さまざまな資材や製作中の物が見て触れられるように、実に自然にあたかも最初からそこに置かれているかのように配置されていました。

客に気付かれないようにもてなすというのは、江戸っ子の粋ってやつかもしれませんね。

見学会後は、門前仲町へ移り、深川飯を堪能しつつの懇親会で盛りあがりました。

最後となりますが、私たちの見学会を快く受け入れてくださった清水建設東京木工場の皆さまに感謝申しあげます。

(製造部会 清田英之)

製造部会 2 製造部会 3 製造部会1