月別アーカイブ: 2016年1月
企業交流委員会: 生活産業部会 第22回

企業交流委員会

生活産業部会 第22回 10月22日(木)
「花王東京工場(すみだ事業場)」見学会

花王の東京工場(すみだ事業場)の見学会を実施し、28名の会員の方々に参加いただきました。

見学会の冒頭に髙村義明専務理事にご挨拶をいただき、花王さんより企業概要・研究開発・販売・品質保証・環境への取り組み・社会貢献の取り組みなどの詳細なプレゼンテーションを受け、花王ミュージアム・ヘアケア研究所・化粧品工場の見学をしました。

ミュージアムでは、奈良時代から現代までの生活や洗浄の歴史をビジュアルで理解でき、1887年創業以来の製品や広告を見学し、懐かしさにも浸ることができました。

また、各所にある体験コーナーでは「美」の体験もさせていただきました。この見学会では花王がエクセレントカンパニーたる所以、すなわち、顧客-販売-製造-研究開発の各部門が縦割りではなく、全社一丸となって活動されている点、さらに「自然と調和する こころ豊かな毎日をめざして」のキャッチフレーズを目の当たりにすることができました。各家庭に必ずある花王製品の品質の高さを再認識し、参加者はたいへん有意義な、満足のいく見学会となりました。

見学会の後は、懇親会会場となる亀戸の老舗割烹「亀戸升本 本店」(明治38年創業)へ。懇親会では清川企業交流委員長の乾杯のご発声後、名物の亀戸大根に舌鼓を打ち、鷲見條司常任理事の箱根駅伝の展望で盛り上がり、盛況のうちに終了いたしました。

今後も生活に直結した企画を開催していきたいと考えております。最後に、ご協力をいただきました皆さまありがとうございました。

(生活産業部会 大手 健次)

生活産業 1生活産業 2

企業交流委員会: 製造部会第23回

製造部会 第23回 11月27日(金)
「清水建設東京木工場」見学会

木場駅から程近く、江戸時代には深川と呼ばれた界隈にある清水建設東京木工場へ見学に行ってきました。

浜っ子であり横浜ベイスターズファンである私にとっての清水建設といえば、横浜スタジアムを建てた会社。関東大震災では避難場所に建てられたスタジアムは、美しくも頼もしい外観を誇る横浜のランドマークとして市民に愛され続けています。

生活に密着した企業である一

方で「シミズ・ドリーム」として

、月面での太陽光発電を提案する日本を代表するゼネコンでもあります。先端技術を追求する企業が守り続ける「伝統技術」、その一端を垣間見られることに心が躍りました。

木工技術の要は手仕事。コンピュータには取り込むことができません。世代を貫いて技術を伝承させなければなりません。職人が伝えるには、受け継ぐ若手が必要です。

東京木工場130年の栄えある歴史を承け伝う若人を育成する手法の秘訣は、やりがいであったり、先輩から後輩への指導であったりしますが、一番の秘訣は、親父(失礼、工場長)の厳しくも溢れる愛情だな、とつくづく感じました。世界に誇る日本のモノづくりの原点が息づく職場でした。

東京木工場では、これまで手がけた木工品や建築物の設計図がすべて残されており、復元や修理の依頼に応えられるように備えていました。もっとも、造ろうにももはや手に入らない材木のほうが多いようですが。

材木の確保という話題では、平成25年に行われた伊勢神宮式年遷宮は記憶に新しいところですが、次の遷宮では桧が手に入らないかもしれないとのことでした。月太陽光発電も環境問題への対応なら、材木の確保も環境問題と切り離せません。これからの企業の在り様についていろいろと考えさせてくれる見学会でした。

見学会報告のはずが、見たことよりも感じたことを書き連ねてしまいました。「見たこと」を少し報告しておきましょう。

私は今回の企画のため、製造部会委員で打ち合わせを兼ねて下見に行きました。そして、当日は私たちの見学に対応するために、さまざまな資材や製作中の物が見て触れられるように、実に自然にあたかも最初からそこに置かれているかのように配置されていました。

客に気付かれないようにもてなすというのは、江戸っ子の粋ってやつかもしれませんね。

見学会後は、門前仲町へ移り、深川飯を堪能しつつの懇親会で盛りあがりました。

最後となりますが、私たちの見学会を快く受け入れてくださった清水建設東京木工場の皆さまに感謝申しあげます。

(製造部会 清田英之)

製造部会 2 製造部会 3 製造部会1

平成27年度「新入会員歓迎式及び懇親の夕べ」

会員増強委員会・会員交流委員会
平成27年度「新入会員歓迎式及び懇親の夕べ」
11月10日(火)東京ガーデンパレス

新入会員とともに充実した懇親のひと時を過ごす

今期4月から9月に入会した新入会員をお招きして恒例の歓迎イベントが盛大に開催された。

新入会員の方々

新入会員の方々

新入会員の方々

新入会員の方々

小雨降る夕暮れ、新入会員56名のうち27名が次々に会場へ現れた。歓迎式は、宿谷勝巳会員増強委員の司会で校歌の唱和から始まった。

続いて、足立直樹会長が新入会員へお祝いの言葉を述べた。その直後、司会者から足立会長の旭日重光章の叙勲が報告されると、一斉に会場から拍手が沸き起こった。そこへ井上玲子事務局長補佐が花束贈呈のサプライズ。「真紅のバラの花束をいただくとは驚きました。これを一つの支えに今後も頑張っていきたい」と顔をほころばせた。

叙勲を祝い真紅のバラの花束を贈呈され嬉しそうな足立会長

叙勲を祝い真紅のバラの花束を贈呈され嬉しそうな足立会長

役員の紹介に続いて新入会員紹介は、今回から各自作成の自己紹介シートの配布により行われた。最後は、岡田孝子会員増強委員長より南甲倶楽部の歴史などの説明があり歓迎式は終了した。

第二部の懇親の夕べは、司会を河野信之会員交流副委員長にバトンタッチ。升本喜一担当専務理事が「各委員会が嗜好を凝らした企画に進んで参加し、仲間を増やしてください」と挨拶をして、乾杯の発声を行った。

そして懇親会へと進めた。新入会員の一人は、校歌を歌い感極まったと述べていた。酔いもすっかり回った頃、川島正博会員交流委員長と遠藤一義ビジネス交流委員長、鷲見條司企業交流副委員長による各委員会の紹介、さらに同好会委員会については司会の河野氏より説明があった。

懇親会では新旧会員が和気藹々と

懇親会では新旧会員が和気藹々と

懇親会では新旧会員が和気藹々と

懇親会では新旧会員が和気藹々と

懇親会では新旧会員が和気藹々と

懇親会では新旧会員が和気藹々と

中締めは川手正一郎統括専務理事。「南甲倶楽部では先輩後輩が同じ目線で付き合えます。親睦会に参加してこそ意義があります。会長を先頭に我々を導いていただき、南甲および母校を強くしていただきたい」。こう述べて三本締めで懇親の夕べを閉幕した。

三本締めで楽しいひと時は幕

三本締めで楽しいひと時は幕

会員交流委員会: 秋の懇親旅行会 金沢へ

会員交流委員会

秋の懇親旅行会  金沢へ
3コースに分かれ金沢の街を満喫
北國新聞に掲載された石川支部との集い
11月13日(金)・14日(土)

開通まもない北陸新幹線で、加賀百万石の伝統に育まれた金沢を訪れました。参加者32名、あいにくの秋雨の中、「はくたか561号」で一路金沢へ。夕食懇親会は、石川支部(支部長・林隆信氏 昭49年卒)がご用意してくださった山麓海鮮「松魚亭」で、笛の奏者・東舎真衣子さんが奏でる「鶴」「安宅」の2曲を聴かせていただき、心温まる歓迎を受けました。

松魚亭にて石川支部の方々と懇親

松魚亭にて石川支部の方々と懇親

次に校歌を熱唱し、記念写真を撮り、とても豪華な加賀料理に舌鼓を打ち、石川支部の皆さんの盛大な歓迎に南甲倶楽部会員は皆、大満足の様子でした。

また、翌日の地元北國新聞に「中央大卒業生が交流 石川支部、東京の団体」と紹介され、代表して栂野専務理事が挨拶している写真が掲載されました。

石川支部からは支部長をはじめ、謡で歓迎してくださった顧問の米澤龍信氏、副支部長、幹事長等8人が参列してくださいました。

石川支部では、林支部長をはじめ現在3名の方が南甲倶楽部に入会していただいています。

14日は、金沢城公園を中心に歴史や文化、伝統工芸を感じながら、街歩きを楽しみました。

私たちはまず、雪の風景を連想させる「雪吊り」の兼六園を、ガイドさんの説明に耳を傾けながら、華やかに映る歴史にゆっくりと触れることができました。

兼六園にて

兼六園にて

次に、①格子が重なり風情のある、国の重要伝統的建物群保存地区「ひがし茶屋街」コース ②3月中頃まで行われるズワイガニ漁の季節で活気に満ちる「近江町市場」コース ③「自由」コースの3コースに分かれて見学しました。

全員で兼六園を満喫後、「近江町市場」コース組(8名)は、雨の中徒歩で「金沢21世紀美術館」に行きました。ここは全国美術館ランキングで1位に輝く多くのファンがいる所。その後、空腹を満たすため、近江町市場を目指し、金沢城の中を10分ほどで突っ切り到着。美味しそうな魚介類を眺めながら昼食のとれるお店を探したのですが、ちょうどお昼時と重なり、市場の中はどこのお店も順番待ちの長蛇の列。結局市場での食事を諦め、市場を出たところで海鮮居酒屋を発見。新鮮な魚介類満載のメニューを手に、さざえ、ほたて、蛤、えび、香箱蟹をたらふく食べ、美味しい日本酒をいただきました。近江町市場コースで美味しい料理を堪能でき、本当に大満足でした。

まさに旬のズワイガニ。近江町市場

まさに旬のズワイガニ。近江町市場

「ひがし茶屋街」コース組(17名)は、ここも林支部長ご推薦の「次平」で天麩羅定食をいただきました。お酒もお料理も心豊かになるものが多く、さらに九谷焼の器が満足感をプラスしてくれました。昼食後、ひがし茶屋街のキムスコ(木虫籠)と呼ばれる美しい出格子がある古い街並みが残る風情を味わいながら散歩をしました。その他にも現代的なカフェがあったり、土産物屋も豊富で時間が足りないくらいでした。気持ちが忙しくならない行程が、帰りの新幹線の中でも楽しい気分にさせてくれ、有意義な懇親旅行会になりました。

小雨にけぶるひがし茶屋街も趣きあり

小雨にけぶるひがし茶屋街も趣きあり

 

(会員交流委員河野信之/寺内雄貴)

にげつ会併催忘年会

にげつ会併催忘年会 12月14日(月)
マリオットコートヤード銀座東武ホテル

「紅白」合戦は最高のコミュニケーション活性化策

会社員時代から確信していることがあります。「紅白」合戦は最高のコミュニケーション活性化策ということです。

旅行と同じで行く前に仲間で盛りあがる、行っている途中も仲間と盛りあがる、そして行った後も盛りあがるのです。実際、たいへん盛りあがりました。

紅白合戦の演目と出演者

紅組 白組
小噺「あたり家ころぶ」 安東正策 小噺「4代目三流亭流三」 渡邊秀康
ハーモニカ演奏 栂野紘次 マジック記憶術 宿谷勝巳
キャンディーズ「年下の男の子」仲長孝・井上玲子・魚本晶子 梅沢富美男「夢芝居」 福田博司

紅組キャプテン:宮崎亜巳
白組キャプテン:松本宙士
総合司会:竹内敬雄
審査委員長:川手正一郎統括専務理事
審査副委員長:成田清治事務室長

結果:紅白どちらも素晴らしいできで甲乙つけ難く両組優勝! 出演者の賞品も会員からご提供いただきました。

さらにラッキーナンバー抽選会でもヤクルトスワローズ「川端慎吾」選手サイン入りバット、川崎FC「中村憲剛」選手サイン入りユニフォーム、バレーボール部「石川祐希」選手サイン色紙など豪華賞品が提供されました。

最後は会員交流担当の升本専務理事より中締めのご挨拶で終了となりました。
参加者も例年より多く、たいへん楽しく盛りあがった忘年会となりました。

安東正策氏の小噺「あたり家ころぶ」

安東正策氏の小噺「あたり家ころぶ」

栂野紘次専務理事のハーモニカ演奏

栂野紘次専務理事のハーモニカ演奏

かわいくてカッコいいキャンディーズ!

かわいくてカッコいいキャンディーズ!

中村憲剛選手サイン入りユニフォーム

中村憲剛選手サイン入りユニフォーム

にげつ会でプレゼントを贈られた誕生月の方々

にげつ会でプレゼントを贈られた誕生月の方々

(会員交流委員 竹内 敬雄)

ビジネス交流委員会: 第14回ビジネス交流会

ビジネス交流委員会 第14回ビジネス交流会
11月18日(水)18:00~21:30
後楽園キャンパス大教室 

第1部 講演会
テーマ「成功する中小企業のビジネスプランニング」
講師 株式会社エー・ソリューションズ
代表取締役社長 荒木幸男氏

1966年11月24日生まれ。89年日本勧業角丸証券㈱(現みずほ証券)入社。
99年㈱インタートレード創業代表取締役社長、2004年東証マザーズ市場に上場(現東証2部)。10年㈱エー・ソリューションズ創業代表取締役社長(現任)、㈱インタートレードより第三事業本部主幹事業を営業譲渡。11年銀嶺食品工業㈱取締役。14年日本ベンチャーキャピタル協会会員。中央大学法学部卒、中央大学ビジネススクール(CBS)修了、ゲストスピーカー。

CBSの在校生・卒業生も含め、50名近い参加者を前に、荒木氏は冒頭、マイクを2本参加者に渡した。講演の中で参加者に一人ずつ質問を投げかけていき、自然と集中力を高める受講者参加型のスタイルで始まった。

1999年3月に株式会社インタートレードを創業、ベンチャーキャピタルからの資金調達もあり順調に業績を伸ばす一方、少しずつ自由な経営判断ができなくなっていくのを感じていたという。それは上場をした時も同様で、華々しく上場の鐘を鳴らしたのとは違い、創業メンバーを含め上場には反対のものもいる中、契約に縛られ、やむなくだったらしい。

上場後は株主から短期的な利益を求められ続け、徐々に一番したくなかった利益だけを求めるようになり、本質を見失いかけていたそうだ。業績も低迷し、一時400億円あった時価総額も20億円まで減り、眠れない苦しい日々が続いたという。

今回のテーマについて荒木氏は前置きとして、華々しい経歴の一つと思われがちな上場することは「成功やゴールではない」とした上で、Ben Horowitzの言葉を引用し、「会社経営という困難なことの中でも、もっとも困難なことは一般に適用できるマニュアルなんてなく、経営はどこまで行ってもケースバイケース」であり、また、経営に関する大切なことはDruckerの一連の著書で言い尽くされていると言う。

だからこそ、成功体験からではなく、失敗から学ぶことが多いという荒木氏は、自らの今なお苦しく辛い経験であるインタートレード時代、また社長として最も重要な最後の仕事であった後継者の指名も、その後も続く株価の低迷でうまくいかなかったことを示している、と説明するなど多くの失敗談を話してくださった。

現在、荒木氏は第2の起業において、FinTech(=Finance Technology)を利活用し、新しい価値の創造を目指す。特に、国内の金融・証券業界の分野で日本国内のみならずアジア、そしてグローバルに貢献できる企業を目指されている。

2 具体的ビジネスプレゼン交流会
~売りたい!買いたい!繋げたい!~

6名のプレゼンターより商品やサービスのプレゼンがあり、参加者から多くの質問が飛び交い、詳しく聞きたいという声があがるなど、活発なプレゼン交流会となった。

≪プレゼンター≫(敬称略)

1.株式会社ユウトハンズ
執行役員 沖中克也

2.横浜紙通商株式会社
代表取締役 清田英之

3.ソウルドアウト株式会社
代表取締役 荻原猛

4.野原産業株式会社
専務執行役員 井上均

5.株式会社匠人社
CEO 陳磊

6.大京リフォームデザイン株式会社
取締役 小田眞一

第3部 立食懇親会
荒木氏にも参加いただき、お酒を交えながらも終始ビジネス交流会らしい雰囲気で、大盛況のうちに閉会となりました。

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(ビジネス交流委員 松本 宙士)