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南甲倶楽部創立60周年記念式典

平成24年1月28日(月)東京會舘

「ありがとう60周年 永遠(とわ)に輝く南甲の絆」
南甲会員であることを誇り つながりを深め 母校の発展に尽力することを誓う

昭和27年11月28日、中央大学出身の経済人が集い、南甲倶楽部を創設しそれから60年。
いまや900名の会員を率いる力強い倶楽部になり、創立60周年を会員および多くの大学関係者とともに祝いました。

出席者は、ご招待の学校法人中央大学関係者、学員会および各支部、南甲会員を含めて総勢421名。
司会は、榎秀郎大会事務局長が務め、川手正一郎大会実行委員長が開会の辞を述べ、式典の幕が切って落とされました。続いて、足立直樹大会会長・学校法人中央大学理事長の式辞、福原紀彦中央大学総長・学長と久野修慈中央大学学員会会長の祝辞と続きました。

閉会の辞は、長尾武次大会実行副委員長が、421名という予定をうわまわる多くの方々に出席いただいたことへの感謝を述べました。

川手正一郎大会実行委員長

川手正一郎大会実行委員長

式辞:足立直樹大会会長・学校法人中央大学理事長

足立直樹大会会長・学校法人中央大学理事長

福原紀彦中央大学総長・学長

福原紀彦中央大学総長・学長

久野修慈中央大学学員会会長

久野修慈中央大学学員会会長

閉会に続き、スズキ株式会社 鈴木修社長兼会長の記念講演が行われました。

 

記念講演 『私の海外戦略』

スズキ株式会社 代表取締役会長兼社長 南甲倶楽部副会長 鈴木 修氏

竹は節があるから折れない 堅実に一歩ずつ進める私の事業展開

「織機製造からオートバイ・自動車へ」

当南甲倶楽部副会長でもある鈴木修氏は1953(昭和28)年に中央大学法学部を卒業し、銀行勤務を経て58年にスズキ(当時、鈴木自動車工業)に入社されました。当時、年商58億円の同社を今や2兆5000億円という巨大グローバル企業に育て上げた秘訣を同窓の好ということで余すことなくお話していただきました。

1970年代、日本には自動車メーカーが一三社ありましたが、鈴木氏曰く、「その中でスズキは最下位の小メーカー」だったそうです。しかし「たとえ小さな国でもいいから一番になりたい」の戦略の下にアメリカ市場での競争を避け、勇気を持って当時、軍事政権下であるパキスタンでの現地生産に踏みきったそうです。スズキと言えばインドでの生産が有名ですが、実は海外生産の第一号はパキスタンでした。

それからしばらくして、このパキスタンの工場に出張した帰りのエアインディアの機内で偶然目にした新聞に、インドで国民車を募集している、という記事がインドへの進出のきっかけとなります。
その偶然を必然に変えるべく当時の鈴木氏の猛烈な技術力のアピールが同社の現在、インド自動車市場シェアナンバーワンの地位を築いたと言っても過言ではないでしょう。

また、鈴木氏が社長に就任した1978(昭和53)年の翌79年に発売した『スズキアルト』は、当時としては驚異的な47万円という全国統一の超低価格を実現し、若い男女や主婦を中心とした女性層の間で爆発的なヒット商品となり、国内外にグローバルメーカーとしてのスズキの名を知らしめることとなりました。
その後もアジア市場の拡大を続け、今や世界22か国、32の生産拠点で自動車、オートバイ、船外機合わせて年商2兆5000億円の規模にまで拡大されました。

着実に業績を伸ばし続ける鈴木氏ですが「杉の木は枝に雪が降り積もり、重さに耐えかねた枝が裂けて折れるが、竹は雪の重さで曲がりはしますが折れません。それは、竹には節があるからです。成長に伴って節ができ、それがしっかりと支えているから」という最後の言葉は会場にいた全ての会員の心に染み入ったと思います。

今回、特別に鈴木副会長から南甲倶楽部ならではの貴重なお話をお聞かせいただき心より感動した時間を過ごすことができました。本当に心から感謝いたします。どうもありがとうございました。

鈴木修社長兼会長

鈴木修社長兼会長

08_鈴木会長の話で笑う人たち

講演会の様子

講演会後の懇親会は、まず中央大学学友会文化連盟吹奏楽部の演奏による校歌斉唱。すると会場は、一気に和やかな空気に包まれました。

開宴の挨拶は、石塚銃男大会実行副委員長。司会の榎大会事務局長より、ご来賓の方々のご紹介がありました。
ご来賓の祝辞は、衆議院議員高村正彦国会白門会会長を予定していましたが、当日、国会が開会したために祝電をいただき、榎大会事務局長が読みあげました。続いて、学員会法曹会を代表して坂巻國男法曹会幹事長が祝辞を述べました。

石塚銃男大会実行副委員長

石塚銃男大会実行副委員長

坂巻國男法曹会幹事長

坂巻國男法曹会幹事長

毎年、新年祝賀会で行われている年男のお祝いは、今年、巳年代表として宮澤公廣氏が足立会長より記念品を贈呈されました。

巳年の方々

巳年の方々

足立様と宮澤公廣氏

足立様と宮澤公廣氏

鈴木敏文大会名誉会長が乾杯の発声を行うと、いよいよ会場は盛りあがり、お料理をいただく人、名刺交換や歓談をする人々など、大学関係・学員会関係・南甲倶楽部会員の枠を超えて懇親を深めていました。

鈴木敏文大会名誉会長

鈴木敏文大会名誉会長

尾家亮大会副会長

尾家亮大会副会長

閉宴の挨拶は大阪から参加した尾家亮大会副会長、最後は野本組の野本晃也社長による本格的な三本締め。大いに会場が沸きあがりました。

60年という歴史で築いた信頼と絆、式典実行委員は感慨を持って宴の幕を下ろしました。