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第22回ビジネス交流会

2018年3月7日(水)中央大学後楽園キャンパスにて
東京個別指導学院の齋藤勝己代表取締役社長を講師にお迎えし、開催されました。

講演テーマ:「ホスピタリティ経営~人の活力で事業を伸ばす~」
講師 株式会社東京個別指導学院 代表取締役社長 齋藤 勝己氏
(昭和62年経済学部卒)

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東京個別指導学院は1982年に創業し、現在では1万人の大学生の講師を抱え、全国に240校、3万人の生徒数を誇ります。環境としては少子化という逆風のなかホスピタリティ経営を掲げ、業績は5期連続で増収増益を達成、また在籍生徒数も過去最高となっています。今回の講演では、講師がホスピタリティの大切さに思い至られた経緯、また従業員一人ひとりのホスピタリティを引き出す秘訣、そしてホスピタリティの実行を促すための仕掛けについて語っていただきました。

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1.なぜホスピタリティなのか
齋藤氏がホスピタリティを経営に取り入れるようになったのは自身のご経験によるものでした。はじめてのホスピタリティとの出会いは在学中のアルバイトとのことです。一つひとつの動作に心を添える、その行為によりお客さまとの関係につなげる、ホスピタリティというのはお客さまのためではなく自分にもつながる、そんなかけがえのない経験をアルバイト時代に得たと語っていました。
そのような経験から、【人を笑顔にすることのできる仕事がしたい】と考えて、卒業後、ホテル業界にて10年間ホスピタリティの基礎を学び、そこでホスピタリティのある人は教えることに長けている、すなわち対象がお客さまから身内に代わるだけで、ホスピタリティというのは人の育成にもつながるという気づきを得たとのことでした。
そしてホスピタリティを持って人を指導すると、もっとも成長するのも自分という気づきもあったことから、ホスピタリティをより一層重視するようになったとのことです。ここから齋藤氏は【人の未来を笑顔にする仕事がしたい】との想いを抱き、教育業界へフィールドを移しました。

2.ホスピタリティを引き出す秘訣
東京個別指導学院では、自社で働くすべての人がお互いに活力を持ってかかわり合う「全員経営」を実践しています。ではどのように実践をしているのか。ここで東京個別指導学院の理念が紹介されました。
「やればできるという自信」「チャレンジする喜び」「夢を持つ事の大切さ」。我々は、この3つの教育理念を世界に広めることを通じ、一人ひとりの大切な人生を輝かせることに全力を尽くす。
この理念を、対外的にのみならず内部へ向けても徹底しているということが示されました。

3.ホスピタリティの実行を促す仕掛け
東京個別指導学院では、大学生講師のホスピタリティを引き出す仕組みとし、「TEACHERS’SUMMIT」を開催しているとのことです。
「TEACHERS’SUMMIT」とは全国の教室のなかから投票でグランプリ教室を決定する仕組みです。大学生講師は、この活動を通して、多様な人と助け合い、チームで目標を達成し、自身も成長していくという貴重な体験を得ることにつながります。すなわちグランプリ教室を目指す過程で、ホスピタリティの本質を体感し、学ぶことのできる仕組みが整っているのです。
当然、学生時代にこのような経験をすることは社会に出るうえで大いに役立ちます。ここからも東京個別指導学院が掲げる理念を対内的に実践しているということがわかります。
最後に齋藤氏が自身の夢を語ってくれました。
「いまのこの会社を人が成長できるプラットフォームにする」
“ホスピタリティ経営〟という言葉のなかに、その一言では言い尽くせないほどの奥行きの深さを感じました。
講演終了後、川手正一郎副会長より謝辞が述べられ、中国古典を引用し「暑く積みて薄く発す」と齋藤氏を表現されました。このようなやり取りは正にビジネス交流会の醍醐味です。
その後、懇親会へと舞台は移り、升本喜一専務理事の乾杯から始まり、その後は齋藤氏を囲み談義が弾みました。最後の締めは清水正行専務理事より齋藤氏の講演の続編をぜひお願いしたいとの提言もされて、第22回ビジネス交流会は大盛況のうちに終了しました。

第13回ビジネス交流会

南甲倶楽部 第13回ビジネス交流会

日時:平成27年9月28日(月)18:00~21:30

会場:中央大学 後楽園キャンパス大教室

 

平成24年9月に第1回ビジネス交流会を開催し、本年9月で丸3年が経過しました。ビジネス交流会は回を追うごとに盛況さを増し、今回は満員御礼となる80名の参加者で会を迎えることができました。

その記念すべき3周年は、「すしざんまい」で世に知られる株式会社喜代村 代表取締役社長 木村清氏を講師に迎え、独自の経営論についてご講演を頂きました。

 

第1部 講演会

講師 株式会社喜代村 代表取締役社長 木村清氏

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プロフィール

1952年4月19日生まれ、千葉県野田市出身。パイロットを目指し、15歳で航空自衛隊に入隊。18歳で大検に合格し、航空操縦学生になる資格を得るも、不慮の事故による怪我で断念。1972年、司法試験合格を目指し、中央大学法学部に入学。在学中からアルバイトで水産の世界に入り、航空自衛隊退官後に大洋漁業(現・マルハニチロHD)の子会社に入社。

1979年2月、27歳で喜代村の前身「木村商店」を創業、同年に中央大学法学部卒業。

 

テーマ「想いを実現させるために」

~無から有を創り出す、「すしざんまい」躍進の秘訣~

1985年、株式会社喜代村を設立。2001年、築地場外に日本初の24時間営業・年中無休の寿司店「すしざんまい本店」を開店後、2015年7月現在、全国で合計54店舗を展開中。

「すしざんまい」は、現在も業績は右肩上がりで成長を続けています。

その快進撃の本は、「やろうと思ったら、失敗を恐れずにまず実行する」こと、「お客様に満足して頂く」ことを徹底的に実践する木村氏の無限のパワーにあることを今回の講演を拝聴し強く感じました。

木村氏は幼い頃に父親を亡くし、当時生活は貧しく、その頃から生活を助けるために兎や鳩を育てて売ったり、鶏の卵を売ったりと、ゼロから何かを生み出すことをすでに体現していました。

水産の世界に入ってからも独創的なアイデアを次々と実践し、その抜群の才能を発揮、独立後も弁当屋や大型居酒屋、道の駅の品揃えを現在のような訴求力のあるものにする事業まで幅広く展開され、そこにも木村氏の信念である“思いついたらまずやってみる”という精神を垣間見ました。

木村氏の圧倒的な存在感やパワーは、すべての人が真似できるわけではありませんが、今回の講演のキーワードで、木村氏が何度も口にした「ハラハラ・ワクワク」という言葉は、聴講者に強く響きました。

新しいことを始めるには、経験や実績である程度数字が見えるようなものは面白くない、リスクを承知でチャレンジすることで、お客様に感動を与えられるビジネスができる、会社が大きくなればなるほど人はそれを忘れがちだ、と語られた。

質疑応答の時間は30分以上におよび、現在本社を置く築地の将来については、事業承継問題に触れ、後継者の教育についてのアイデアを披露し、また、いま一番ワクワクすることは、という質問には喜代村塾というすしの学校で、すしエンターティナーを輩出し、もっと美味しい寿司を世界へ広めていきたいというビジョンを語られました。

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ビジネスマッチング成果発表代表取締役社長 野村恭三氏 國井教授は、他分野との共同プロジェクトについて、一緒に働くことは難しいが、互いに歩み寄ることで発想を超える意見もあり、自分だけでは思いつかないことも生まれるのだと過去の経験を引き合いに出して説明された。また、大学と企業間でも利害は一致しやすく、互いを専門家として尊重し合えるはずなので、もっと出身校を利用してみては、と参加者に投げ掛けました。

今後は、野村氏との共同プロジェクトのように、大学を活用する文化や、大学から起業するというように、大学内に独自の文化を作るべきだと語られた。

今回もビジネス交流会から生まれた新しいビジネスマッチングとしてJAXAとともに惑星探査ロボットを開発・研究している理工学部 國井教授の通信を活用した超遠隔技術と、産学協同に取り組み、國井先生にアドバイスを頂いている駐輪場ビジネスについて野村氏にご発表頂いた。

立食懇親会参加者同士で名刺交換をし、自社のビジネスや近況について語るなど、お酒を交えながらも終始ビジネス交流会らしい雰囲気で、大盛況のうちに閉会となりました。

木村社長、國井教授を交え、参加者全員による立食式の懇親会が行われました。